勤労感謝の日 Labor Day

今日は勤労感謝の日!

去年までは「勤労感謝の日=祝日」、休むどぉ~!ゆー感覚でしたが、さすがに今年からは、そういうわけにはいきません。そして、勤労に対して感謝できる初めての勤労感謝の日かも知れません。今年の私の働きはちゃんと勤労と言えるものか?と自問すると、答えはYesなのかNoなのかまだ自信を持って答えられなかったりはしますが…。

 

確かに労働時間は1日8時間に限ったことではなくなったし、時間帯も昼夜、土日祝もあまり関係ない生活が始まりましたが、生産性はすこぶる低調でした。…収支に関しては、、、触れずにおこう…。

 

勤労感謝の日はもともと収穫を祝う日らしいけど、3月の開業から今までの私の収穫はまだ短い期間ながらの「現実感」です。まだ「感」だけで形はないです。

 

私は物事の飲みこみが悪いのか、いろいろな理論や机上の原理はいくら読んだり聞いたりしても途中からあんまり頭に入らなくなってきて、自分の体と時間を通さないと納得できなくなってくるので、読んだり聞いたりしたものは半信半疑止まりです。本当かどうかはやってみんと分からん、と思っているのですが、最近になってやっとその「自分の体を通った時間」が少し蓄積されてきた感覚になってきました。

 

この秋の私の一番の収穫は、お金という形のものではなく、このままのやり方では食うて行けんという、誰に言われたでもない自分自身で感じ取れる現実感です。原因は、例えて言うと実際に蒔けた種が少なくしかも栄養の足りない土地だったことです。なので、形のある収穫物があるわけありません。

 

この現状は、お金的には私を含めて誰の目にも明らかに失敗中であると胸を張って言えるのですが、まだ終わっておらず継続の意思を持っていることと、金銭的にどうであれ自分の体と時間を通して「実行した」ということに関しては、なんか妙に清々しい気持ちというか自信のようなものが芽生えそうというか、それを自分でも何だろう?と思っていたところ、今日偶然聞いた話の中にヒントがありました。いろいろな話の中で、起業することの役割の一つに、新しい事業が生まれて中には生き残らないものもあるけれど、そういった事業も含めて循環することで産業全体の活性化になる、というものでした。なるほど、と思いました。人間もいずれは死ぬけど、死ぬ無念さより生まれたことと生きている間のことの方が重要だし、植物も枯れても栄養になるし、事業も生まれたからには結末がどうであれ、全体の活性化には貢献しているという視点がとても新鮮でした。

 

とは言え、私もちゃんと食うて行きたいし継続させたい。これに関しても、夏の終わりごろに考え方が変わるきっかけがありました。それまでは減りゆく預金残高に不安を感じつつも、雑貨と絵本の製作で身を立てることにこだわっていましたが、20年近く前の知り合いの方に偶然再会し、その方も個人事業をしておられるのですが「周りの人で個人事業主で続いている人は、必要になれば資金を稼ぐための副業をしてでも本業を続ける努力をしている」とおっしゃるのです。もちろん本業で最初からしっかり軌道に乗れるに越したことはないのですが、本業にこだわり過ぎると逆に立ち行かなくなって倒れるケースがあるらしい。私、思い切り倒れるパターンじゃん、と思い、この神の使いかと思うようなきっかけに感謝してます。

 

ということで、いま副業やってます。先日一段落したのですが、某〇ット〇ッ〇ーに掲載する飲食店の取材撮影の期間限定の委託業務、そして最近始めたのは私にとって5、6年ぶりの子ども関連の仕事なのですが、パートタイム保育士です。

前者は個人事業主の先輩方のお話や思いを直に聴いて、思いの詰まったお料理の魅力が最大限に伝わるべく渾身の思いで撮影したり書類を作ったり、とても有意義でした。後者は絵本の製作を目指す者としてはこの上ない機会で、自宅近くでのパート勤務なので本業との両立が現実的に見通せます。

 

初めての種まきと育苗には失敗した結果、一年目はちょっとひもじい冬を迎えることになりますが、この明るい兆しを励みにこれからも継続して参ります。

長々と書いてしまいましたが、本日の結論は、「勤労って素晴らしいわ~。」

 

 

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